困難な状況を変えるのって、やっぱ自分一人の力では無理なのか?

前回、怖い上司に手紙を渡してやり切った感満載で試用期間を終えた私は、実家に帰って自室の掃除を始めました。

いらないものをメルカリで売り始めたはいいものの、そう簡単に何でも売れるわけはなく。
そして、思うように進まない部屋の片づけにしびれを切らし、昨日は布団にこもってGoogle検索と戯れていました。

そんな時偶然出会ったのがこの漫画。
※結構しんどい内容なので、元気が残っているときに読んでください。

【【漫画】パラダイムシフト①ぼくんち】
(書籍になっていますが、web上でも読めます。)

結構長い漫画なので、全編は時間のある時に読んでもらうとして、ここではざっくり内容を紹介します。

主人公のS君は歴史が好きな男の子で、暴力的で過干渉な父と、それに抵抗できない母のもとで育ちます。
頑張って勉強して頭のいい高校へ行きますが、その辺りからうつ病になり、苦しい日々を過ごします。

東京の大学に進学すると同時に上京しますが、大学には通わずバイトを転々としていました。
あれだけ好きだった歴史の本を見るのも苦痛になり、ある日首を吊ります。

しかし失敗し、「どうせ一度死んだようなものだし」と吹っ切れたS君は心療内科に行ったり、カウンセリングを受けたり、認知行動療法を試したりと、いろいろ努力していきます。

そしてある日、マエダ先生という催眠療法の先生と出会い、この先生の施術をきっかけに自分自身と対話するようになり、うつから回復していく・・・という話です。

すごく大まかに書いてしまいましたが、この心療内科に行ったりカウンセリングを受けたり、色々試行錯誤している場面にすごく共感して泣きそうになりました。
(あとマエダ先生の自己虐待の話とか・・・。)

んでね、ここからがや~~っと私の言いたいところなんですが、

「なんでそんな身近に支えてくれる人がいるの?」ということを知りたい。

これに限らず、毒親の元で育ったとか、苦しくて大変な思いをしたけど今は幸せです!みたいな作品って、たいてい主人公のすぐそばに理解者がいる。それも大体異性のパートナーがいる。
私からすればその時点で幸せ者のような気がするが・・・。

この作品に関しても、S君にはあーちゃんという彼女がいて、その人がS君に行動を促したり支えている場面がある。
私は思わず「こいつはつらい状況下でも恋愛ができるのか」と驚いてしまった。
どうなってんの?

たとえ病んでいても、それだけS君は魅力的な人物だったということか?
(いやこれは実話をもとにしたフィクションらしいんだけど)

辛いからこそ誰かと一緒にいたくなるのか?助けてほしくて一緒になるのか?
分からん。「そんなの辛いことが倍になるだけなんじゃないの?」と考える私はひねくれているのだろうか。

私は「誰の力も借りねぇ!!」とはさすがに思っていないけど、できれば困難は可能な限り、自力で乗り越えていきたいのだが。

っていうのが自立をこじらせた武闘派女の末路でしょうか・・・(チーン)

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Fuka
Fuka
心理カウンセラー。傾聴・共感をメインとしたカウンセリングを行います。

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