最近の労働の話。人生の最期の時を思ってみたり。

最近、日々の労働や暑さや低気圧などの自然界&人間界を取り巻く厳しい環境に適応するためエネルギーをフル回転していたらブログ更新が疎かになっていたFukaです。こんにちは。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今回も近況などについて書いていきたいと思います。

エピソード1:葬儀屋の仕事を始めて1.5ヶ月目にして思うこと

※職業柄かなりセンシティブな内容になっているのでご注意下さい!

色々バタバタしてて訳わからん状態だった最初のひと月が過ぎ、いよいよ本格的な業務が始まります。

私がいるのは家族葬に特化した小規模斎場なんですが、遺体の保管庫は多いので今後多くの遺体の移送・保管の立ち合いをするだろうし、当然お参りに来る遺族と接するわけでして。

研修の時に手伝った葬儀は大往生された方ばかりだったので取り乱す遺族を見ることは無かったんだけど、これからはそうも言っていられないわけで……。

ベテランの先輩いわく、「どれだけ長くこの仕事をやってても、事故や自死で子どもを亡くした親を見るのは辛い」と。
出棺時になかなか棺から離れられない方も多いそうです。

その話を聞いた時に、子どもがいる同期がかなりショックを受けていたのが印象的でした。
生きているだけでも十分親孝行してるのかな、と思ってみたり。

そしてもう一つ。
これは理想論だけど、残された人の苦しみや悲しみも、(特に自死の場合)亡くなった人の苦しみや悲しみも、自分が辛くならない範囲ではあるけど理解したいと思った。

10歳で死のうが100歳で死のうが一生懸命生きたという点では同じなはずで、死因が自死であってもそこに至るまでの葛藤や苦悩が無駄だったとは思いたくないし。
遺族と接していればどうしても遺族に共感する場面が増えるだろうけど、同時に亡くなった方が過ごしてきた人生への敬意も意識しときたいな。


エピソード2:葬儀の準備をしてて思うこと

葬儀の準備をしてて印象に残った言葉を紹介します。

研修に入って間もない頃、あるベテランさんと通夜の準備をしていた時に「ご遺体を見るのは大丈夫?」と聞かれまして。

私の記憶にあるのは、10年くらい前に祖父の告別式に参加した時くらいだったので、大丈夫かと聞かれても何とも言えず。

フロント業務の人間は基本的には遺体の顔しか見ないので、お顔が綺麗な状態であればまぁ…くらいの返答しか出来ませんでした。

そのベテランさんは、最初は遺体を見るのに抵抗があったし、斎場=幽霊とか出そうで怖いというイメージもあったけど、働き続けているうちに
「ここに移送されてくる人は誰かに大事にされている人だから、化けて出るようなことはしないだろう」と考え方が変わったそうです。

知ってる方も多いと思いますが、お葬式って結構お金かかるんですよね〜。

今は告別式のみとか火葬のみの家も多いので料金を抑えることは出来ますが、式以外にもご遺体を保管する保管庫の利用料とか、遺体を清める湯かんとか棺に入れる花の用意とか、お坊さんにお経を読んでもらうとか、何やかんやでお金は掛かります。

(私の勤め先はそこそこの規模の会社なので、サービスが色々ある分料金も高い💦)

打ち合わせの時間も結構かかるし、気力もかなり持ってかれると思います。
そういったことをやってくれる人がいる故人様が、ここの斎場に移送されて来るわけで。

「そういったことをやってくれる人」が家族なのか恋人なのか、友人なのか職場の人なのか、はたまた専門の業者なのかは人によって違うんだろうけど、とにかく一つの式を行うために動いてくれる誰かがいる、というのは普通ではなく有り難いことなのかも、と思ったりしました。

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Fuka
Fuka
心理カウンセラー。傾聴・共感をメインとしたカウンセリングを行います。

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