働きたくないし大事にしてもらいたいから緊急搬送されました!?

ふざけたタイトルだけど緊急搬送され救急車デビューしたのは本当です。

先日、緊急事態宣言も(段階的に)解除されたのをいいことに私は久しぶりに友人と出かけた。

といっても別に派手なことをする訳でもなく、付近の神社に参拝したり美味しいものでも食べようくらいの気持ちだったのだが、事件は起きた。

実は私は以前から「いい加減働かねば」と自身にプレッシャーをかけていたものの、お弟子講座中は「今はカウンセラーの勉強してるし…」と言い訳をし、講座が終わると今度は「今はコロナで時期が悪い」と言い訳をしていた。

なので今度こそ、6月から本気出すために神社に行って神頼みしようと思っていた。
(ここはツッコむところ)

正直言って、現在私にやりたい仕事など無いのだが、世間的に見ていつまでも無職というのは良くないし、貯金だってもうあんまりないのだ。(はい、他人軸)

なので「無理にでも次の職を見つけたいけど、自分の中からは何もやりたいことが出てこない。なら神頼みしよう!神社に行けば何かインスピレーションが湧くかも!」
という他力本願精神で参拝しに行った。

かくして、御神託はあった。

向かった神社では複数の神様を祀っており、その中にはイザナギ・イザナミという大変頼りになりそうな神様の名があった。

この国を生み出した神様なら、何かすげぇメッセージをくれるだろうという単純な発想である。

しかし上記二柱の神が祀られているのは、長く急な階段(というか足場)の先にある祠だったので、友人を下に待たせて私だけでヒーヒー言いながら上ったのだが、これが良くなかった。

ど根性で上まで行ったはいいが、「うわ、これ帰りどうしよう?足めっちゃ痛いんだが…」という、登山に向いてないタイプの人みたいなことを呟きながら降りようとしたら、急な吐き気や頭痛や手足の痺れや目眩なんかが一気に来てしまった。

冷や汗をかきながら無理やり段差を降りるもどんどん具合は悪くなり、途中で友人に電話で助けを呼んだ。

意識はあるけど身体は<あっちもこっちも大暴走!>状態で、暑いような寒いような訳の分からない状態になり、嫌な初体験!をしてしまった。

友人と神社の人が来てくれてホッとしたものの、具合の悪さは変わらなかったため救急車を呼ぶ事になった。

コロナで病院が大変な時に、救急車を呼び病院に運び込まれることになるとは…。
申し訳なさと恥ずかしさで余計気分が悪くなった。

結構傾斜のある足場の悪いところで私がうずくまっている状態だったので、救急と消防が来て大人数に運ばれながら救急車に乗った。

「こんな大人数で来るの!?うわー担架に運ばれてる、私重いだろうな、うわぁぁぁ。」

「え、緊急連絡先って実家の番号教えなきゃいけないのか。親に話が行くと面倒くせぇな…」

などと、この後に及んでウダウダ考えていたのだが、私の問診をもとに病院と電話していた救急隊員から「くも膜下出血」の単語が出た瞬間ゾッとした。

「それヤベーやつじゃん。でもこれで堂々と休める。働かなくて良いんだ!」と思った自分に呆れた。
どんだけ嫌なんだよ。

そしてあっという間に病院に着き、医師や看護師に色々聞かれたり、点滴を打ったり、CTや血液検査などをしたところ、特に問題なしとの事であった。

恐らく、久しぶりに外に長い時間出たことや、長い階段(のような足場)を上ったことや、急な気温の上昇などが影響して一時的に発作を起こしたような状態になったのだろう。

しかし私は「(本当は働きたくないくせに)次の職見つけたいから何か良い知恵を授けてくれ」などと邪な思いを抱いて参拝したため、神様に祟られたのでは!?とびびっていた。

あと、救急隊や医師、看護師など多くの人に優しく大事に扱われ、こんなに優しくされるのっていつぶりなんだろうか?と感動した。

もちろん普段の生活の中で他人に優しくされる機会はあるが、私が一方的に迷惑をかけたことに対して、怒りもせずに優しい言葉をかけ、助けてくれる人が大勢いるという事実が泣けた。

続く。

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Fuka
Fuka
心理カウンセラー。傾聴・共感をメインとしたカウンセリングを行います。

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