カウンセリングを受けたら変われるのか?楽になれるのか?

カウンセリングを受けようか迷っている方にむけて、カウンセリングの効果について私の体験談を交えてお話しします。

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私は中学生の頃から現在に至るまでカウンセリングの世話になりながら生きてきましたが、カウンセリングを受けたからといって、急に人生がバラ色になるとか、世界がガラッと変わるようなショックを受けたとか、そういったことはありませんでした。

ただ、誰かに話すことで、肩の荷がフッと軽くなるような感じは何度も経験しました。
そして、ただ静かに自分の話を聞いてくれる人がいるということに励まされました。

私がうつの真っ最中で、かなり依存的だった頃は、とにかくカウンセラーから魔法のような言葉が欲しくて仕方ありませんでした。

「こうすればあなたは絶対に良くなる」という、素晴らしい知恵を授けてくれないかと期待しました。

もちろん、そんなものはありませんでした。
様々なカウンセラーから考え方のヒントは色々もらいましたが、根本的な解決に至るような、私が欲していた「絶対的な正解」はもらえませんでした。

当たり前です。だって私自身が、何が私の求める正解かなんてよく分かっていなかったのですから。

・仕事は嫌だけど、じゃあどうしたらいいのかは分からない。
・家族が嫌で仕方ないから家を出たのに、気になってしょうがない。
・誰かといると気を使って仕方ないから一人でいたいのに、一人では寂しくておかしくなりそう。

そんな矛盾した思いが頭の中をいつもグルグル回っていて、休む間もありませんでした。

こんなにお金をかけたのに!こんなに時間をかけたのに!全然私変わってないじゃん!

そんな状態が長く続きましたが、それでも諦めずにカウンセリングに通ったり、自分でも心理学の本を読んだりしていくと、段々とマシになっていきました。

マシになったきっかけは、「誰かに一方的に助けてもらうのではなく、自分の足で立たないと、いわば自分の人生は自分で責任を持たないといつまでも幸せにはなれないんだ」と思ったからでした。

責任と言うと重苦しいイメージがありますが、自分の決めたことを自分が信頼できていないと、いつまでも他人の意見や顔色に振り回されるし、期待した結果にならないと裏切られた気持ちになります。

自分が自分の一番の味方でないと、自分のためではなく、誰かのために誰かの人生を生きることになる…と思ったとき、やっと楽になりました。

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これからカウンセリングを受ける人は、カウンセラーを神様や救世主と思わない方がいいです。あくまでただの人間です。
あなたの苦しみや悲しみを綺麗さっぱり取り除いてくれるわけではありません。

でも、決してあなたを一人にはしません。
あなたが経験した苦しみや悲しみから何を得られたのか、今は辛くてたまらないこの状況を乗り越えたとき、それが今後どう活きてくるのかを一緒に見ていきます。

あなたが「人生最高!!生きているって素晴らしい!!」となればこちらも嬉しいですが、「こんなろくでもないし嫌なことだらけの世界だけど、ちょっとはマシなこともあるから、もう少しだけ生きてみようかな」と思ってくれることも、また嬉しいのです。

そして私は、明日あなたが死なないように、その「マシなこと」を提供できるカウンセラーでありたいと思っています。

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Fuka
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